鼻中隔弯曲症手術の体験と感想

手術を受けたのは相方さんで、小さいころからの鼻づまりや花粉症で大変でした。毎日鼻が詰まっている感じで、テッシュも大量に使っています。

今までは薬で頑張っていたのですが、本格的に検査した結果、鼻中隔が曲がって鼻づまりになっている鼻中隔弯曲症と、肥厚性鼻炎と診断されました。

薬で治らなければ手術をしたほうがいいと言われ、治るんならと手術を決断しました。

まずどんな手術か調べて、入院日帰りがあるのと、全身麻酔局所麻酔手術後に鼻に詰め物をして過ごす日数が1週間から1日などがわかりました。

なるべく負担が少ないのがいいので、日帰りで鼻の詰め物は一日の条件で病院を探しました。

最初に診断を受けた病院は、日帰り、全身麻酔、鼻の詰め物1週間だったので、別の病院の日帰り、局所麻酔、鼻の詰め物は次の日にとれるのを選びました。

その病院で説明をされたのは、鼻の鼻中隔をまっすぐにして、肥厚している下鼻甲介をカットして、鼻水などを止める神経をカットするということでした。

手術の予約は3か月後にできました。

手術は、1回目は鼻中隔弯曲症の手術で、2回目は1週間後の肥厚性鼻炎と神経切除の2回あります。

すごく詳しく説明されたわけではなかったので(こちらもよくわからないので詳しくは聞かなかった)、ネットで調べたりしてなんとなく怖かったのですがそんなに大変ではないと思ってました。

最初の手術

そして手術

4時間後に迎えに行ってお会計して出てきた相方さんの鼻には綿球で蓋をされていて、綿球にほんのうっすら血がついていました。

手術時間は2時間ぐらいで、ちょっとした検査、点滴、術後の安静などで、4時間でした。

この日の手術は鼻中隔の軟骨を削って真っ直ぐにする手術で、局所麻酔をしても痛かったので「痛いです」と言ったら追加の麻酔をしてもらって、2回追加してもらったそうです。あと口の中に血がたまるので3回ぐらい吐かせてもらったそうです。

他の病院や体験談を調べたときは局所麻酔でも痛くないと書いてたので、痛くないと思ってたら痛かったそうです。

あとすごい頭がゆれるぐらい工具のノミみたいなのでガンガンされて、大丈夫なのかなと思うぐらい音や揺れなどすごかったみたいです。本当に怖かったらしいです。

家に帰ってすぐぐらいに綿球に血がにじんできたので、病院でわたされた取り換え用キット ピンセットと綿球 で新しいのに取り換えました。綿球の取り換えは1時間1回ぐらいはしました。

帰ってから体調は、涙がかってにでてくる、歯が痛い、鼻も少し痛い、頭もがんがん痛い、37度の微熱などです。痛み止めの薬でなんとか我慢できるぐらいだったそうです。耐えられない痛みの時用に処方された座薬はその時は使わずにすみました。

口呼吸になれてる相方さんも完全口呼吸はやっぱり苦しくて、話すこともしんどそうで、飲み物を飲むのも気圧が鼻に行くときに痛みがでるので、飲み物食べ物はほとんど無理でした。薬を飲まないといけないので、何とかゼリーを一口食べて終わるという感じでした。

完全口呼吸と体調の悪さ、綿球の取り換えでほとんど睡眠もできませんでした。

そしてなんとか次の日、鼻の中に詰めていた片方5枚のガーゼの詰め物を取ってもらったのですが、片方は出血の止まりがわるく、病院から出てきた時は止血処理と綿球をされていました。片方は詰め物がとれて空気が通る状態で少し楽になりました。

家に帰って、綿球を付けていた方の綿球を取っても血は垂れてこないのですが、数時間に1回鼻汁(水に近い体液)に血が滲んだかんじのがツーと垂れてきてました。体調は手術当日よりはましですが、歯の痛さや頭痛やだるさはのこっていました。鼻血のような大量出血はないのですが、テッシュを鼻の中にいれると血が付くといったかんじです。

そして地獄がはじまりました。

鼻の術後鼻づまりが1,2週間続くと説明されていたのですが、やはりつまりました。止血した方の鼻は完全その日から空気がまったくでません。片方はだんだん詰まってきて、詰め物を取った日から小さいシューをいう音しかでないぐらい詰まって、やはり口呼吸になりました。

口呼吸で生活は本当にしんどそうで、薬と体調のわるさから口内炎もできて、睡眠もよく取れないのが1週間続きました。

口呼吸は慣れていると言ってたんですがいつもの口呼吸と違って24時間ずっとなので「凄くしんどい」とずっと言ってました。

2回目の手術

そして1週間後、粘膜下下鼻甲介骨切除と鼻水がでる神経を切除する2回目の手術をしました。

今回は前よりましかなと思ってたのですが、今回も手術中麻酔を追加してもらって、手術後は今回の方が痛いと言ってました。

今回は中に入れてるガーゼが少ないらしく、鼻の通りは少しありました。帰ってから薬のための食事をしたのですが、普通に食べれていました。

手術後家に戻ってからはずっと鼻が痛いし、歯も痛くて涙もでてきて、すごくつらそうでした。2回目の方がすごくしんどかったらしいです。すぐに寝たいと言っていつもより4時間ぐらい早くに寝ました。この時夜中痛いので座薬を使いました。

次の日はガーゼ抜きをしました。ガーゼを抜いた後は鼻が通って少し楽になりました。前回すぐに鼻が詰まって1週間すごくしんどかったので、今回は3日後に鼻の掃除の予約を入れました。鼻の掃除をしてもらうと少し鼻の通りが良くなるみたいです。

やはり2日後から鼻がつまってきました

3日後鼻の掃除をしてもらったら一時的に鼻の通りはよくなりました。でも、鼻がつーんとなって少し痛いらしいです。それと鼻の痛みが今回の方が痛いので、毎日3回食後の痛み止めを飲んで耐えれるぐらいでした。

その4日後にまた鼻の掃除をしました。その時に片方出血が多く出てしまって、止血しました。その止血後鼻が痛いのと、上あごが痛いのが1週間続きました。すごく痛いらしく毎日「痛い、しんどい」と言っていました。

2回目の術後1週間の鼻のつまり具合は悪いのですが、口呼吸と鼻呼吸半分ずつできるぐらいで、呼吸は少しましでした。

2週間ぐらい鼻と上あご、目の周りが痛いのが続きました。鼻血は一回少量でました。

1週間間隔で鼻の掃除で通院して、症状は少しずつ改善していきました。

最後の診察から1ヶ月薬を飲みました。

レントゲンを撮ると上顎洞が両方腫れのようなものがあったので様子見。

術後2ヶ月後鼻のつまりも上あごの痛みもなくなり、鼻の通りは普通になりました。

鼻の中の手術の場所以外の腫れがまだ治まっていないらしく、術後鼻声が2ヶ月続きました。

手術は想像以上に辛く、手術をしなければよかったと思いましたが、手術前の鼻づまりが無くなり普通になったので、して良かったらしいです。

手術費だけで20万後半ですが、高額療養費制度や医療費控除が使えます。

3ヶ月後 上顎洞の腫れが気になり病院でレントゲンを撮ってもらうと、片方の腫れは無くなっていましたが、片方は全く腫れがおさまっていなかったのですが、このままでも大丈夫ということで、一応同じ薬を1ヶ月分処方してもらいました。

3ヶ月経っても治っているのになぜか前より鼻声がずっと続いています。

一年後検診

前の晴れがまだ少しあったので検診の時にちょっとした処置をしてもらって終了。

毎日の鼻づまりがなくなったのと、一日に使うテッシュの量がなくなったのがかなり楽になって、やはり手術して良かったらしです。花粉症は治っていません。鼻水が出にくくなる神経の手術をしたのですが、鼻水は花粉症の時はふつうに出るらしいです。もしかしたら少なくなっているかもらしいです。

鼻声がずっと続いていてなれたので今では元の声に戻ったのかわからなくなりました。もしかしたら声は変わったかもしれません。

 

 

 

 

 

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